第57回放送番組審議会議事録

 

1.開催年月日  平成24年7月30日(月曜日)

         午後4時~午後5時

 

2.開催場所  エフエム世田谷 会議室

 

3.出席予定者  委員総数  6名

         出席委員数  5名

           倉本 俊幸  委 員

佐藤 菊夫  委 員

大杉 伸一  委 員

小林 憲夫  委 員

張  晶子   委 員

         欠席委員

古谷 真一郎 委 員

 

放送事業者側出席者

           代 表 取 締 役 社 長   平谷 憲明

取 締 役 副 社 長   

(FM放送事業本部長兼務) 深井 教雄

           FM放送事業本部 次長   武田 和子

    事業調整担当課長        幸田 雅夫

             

 

4.議  題 (1)エフエム世田谷放送番組

         「La Dolce Vita with CINDY SUZUKI

          平成24年月29日(日)午後1時30分~4時55分放送分

 

5.議事の概要

  (1)放送局側からの審議番組の説明

  (2)当該番組の試聴

  (3)出席委員による当該番組の審議

  (4)関連事項について出席者全員での意見交換

  (5)その他

6.審議内容

   定刻、事務局より委員総数6名のうち5名が出席しているので、放送番組審議会の
 規
定により本日の審議会が正式に成立する旨を報告したのち、委員長に議事進行を依頼
 した。

   今回はエフエム世田谷が世田谷サービス公社と7月1日合併し、世田谷サービス公社
社長の諮問機関としての最初の審議会なので、世田谷サービス公社代表取締役平谷憲明
より挨拶の後、倉本委員長の開始宣言に続き、委員長の指示により武田
FM放送事業本
部次長が審議内容の説明を行った。

  

(1)番組概要

番組名  La Dolce Vita with CINDY SUZUKI

 

  放送曜日・時間  毎週日曜日 午後1時30分~4時55分放送

  

等  2012年7月1日から番組がスタート。ちょっとゴージャ

ースにちょっとスイーツなライフスタイルを提案するエンタ

ーテイメント番組。シンディ鈴木がパワフルに、そしてファシ

ョナブルに送る番組。放送形態は、生放送。

          

 制    作   株式会社世田谷サービス公社FM放送事業本部(エフエム世

田谷)

            

(2)審議対象放送内容

平成24年月29日(日)午後1時30分~4時55分放送分

 

7.審議における委員の主たる意見、質疑は次のとおり 

 

張委員

・番組の中で、ブルブレ(イタリアのカシミヤショール)は、どのコーナーになるのか。

武田次長

  ・今回、ゲストコーナーは入りませんでしたが、おしゃれなものを紹介するコーナーや

ゲストコーナーにあたります。

佐藤副委員長

  ・この放送番組を始めるにあたっての、エフエム世田谷としての目標や番組づくりのコ

ンセプトは?。

 深井FM放送事業本部長

  ・3つポイントがあります。今まで、日曜日の生放送を休んでいたが、日曜日もやらな

ければならない。それは日曜日も含め、非常時災害時の対応が必要であること。また、

世田谷及び周辺の方で、いざという時に日本語だけで伝わらない人たちもかなり多く

住んでおり、まず英語が話せるしゃべり手を確保すること。もう1点は新しいスポン

サーを開拓していくということでスタートしました。

・表現方法としての番組の一番のポイントは30~40代向けの番組で、世の中最近シ

ュンとして、なんとなくネガティブになっており、シンディ鈴木も言っていた

が「大人もワクワクドキドキ感を持って新しいことをやってみようという日曜日にし

よう」というのがメッセージ的なものです。

 ・長年、日曜日は小山ジャネット愛子が10年近く生放送をやっていたが、そこは「静」

で心地よい音楽とクールなしゃべりで3~4時間放送してきたが、これからは、より

アクティブな感じでやっていくという趣旨で、歩いても来れる桜新町に住んでいる英

語・イタリア語が堪能なシンディ鈴木さんに依頼してスタートしました。

小林委員

 ・タイトルは「甘い生活」。そういう題名の映画があったが、それをイメージしたのか。

武田次長

 ・映画をイメージしたというより、「甘い生活」という言葉にひっかけました。

小林委員 

 ・語感でということか。映画は退廃的な内容のもので、番組イメージとはだいぶ違う。

 武田次長

  ・タイトルにちなんでエンジョイしよう、生活を楽しみましょうということです。

 深井FM放送事業本部長

  ・シンディ鈴木がやるから、そのタイトルになりました。

 小林委員

  ・映画を意識する必要はないということですね。この番組の訴えるものは、シンディ鈴

木のキャラを前面に押し出してパワフルに、そしてファショナブルに、そして今まで

の静的から動的になったと解釈したが。歌手の選曲から自分でやるということが売り

で、それが特徴と考えていたのだが、見られなかったのは残念である。

深井FM放送事業本部長

 ・選曲も全部ではなく、コーナーとしての部分はシンディが選曲しています。選曲して

歌詞について語っている部分をお聴きください。

 

 (ここで、シンディ鈴木が選曲したスターシップの「セーラー」を流しながら、委員に

聴いてもらう)

 

佐藤副委員長

・東京にいなかったので、本日始めて試聴したため全体の企画・構成等流れがつかめ

なかったが。シンディの語学力は達者で、強く訴えるものがあり感心する。

 張委員

  ・初めて言葉を使うプロが出てきた。言葉を本当にちゃんと使えるDJを初めて聴かせ

てもらったと感じる。

・エフエム世田谷の放送は、八王子あたりまでは聴こえるのか。

 深井FM放送事業本部長

  ・放送は車ですと、中央高速の八王子インターあたりですと若干雑音が入りますが聴こ

えます。電波は、方向的には北から西側方面が強いようです。

 小林委員

  ・番組はパワフルで良い。選曲は70年代中心のようだ。セーラーは90年代ではあり

ませんか?。あとは選曲である。ターゲットは30~40代だと言われたが、歌詞の

ところであれだけの訴求力・解釈力があるならば、幅広くして50代も含めるとファ

ン層が増える要素がある。可能性のある番組であると感心した。

 倉本委員長

  ・相当語学力が達者で、解釈力も深くできる人。

 武田次長

  ・歌詞の解釈だけでなく、イントロの紹介もストレスがたまらない紹介の仕方です。

曲を知っている人ならば、「この曲をこのように紹介してくれてうれしい」と言って

くれる方が多いです。割と若いリスナー層が多いが、50~60代の音楽好きな方に

も聴いてもらっているようです。

 小林委員

  ・純粋に「私は、こう考える」で良いではないか。いろいろな評論家はいるが、それは、

評論家に任せてしまって、それの方が好感が持てると思う。

 大杉委員

  ・番組のリクエストは受け付けているのか。

 武田次長

  ・生放送中でも受け付けているが、曲がすぐに用意できない場合もあるので、「来週お
おくりします」と、お約束する場合もあります。限界はありますが、できる範囲で受
け付けています。

 小林委員

  ・ポップスだけならば良いが、彼女の場合はイタリア語もできるので、オペラなどは
   あ
るのか。

 武田次長

  ・ワールドミュージックは選曲しています。

 佐藤副委員長

  ・イタリアではバロック音楽が盛んであるが、鈴木さんにおいては、そういう音楽より

も新しい曲の方が良い。

・たとえば、3日前のロンドンでのオリンピック開幕式の曲。あのようなスタイルが今
は一番効果があるのではないか。

 張委員

  ・ゲストはなかったということだが、どんな人を予定しているのか。

 深井FM放送事業本部長

  ・番組にあう来日するアーティスト、ファション関係やワイン系のソムリエやシェフ。

この番組ならではの人を考えていますが、毎週毎週入れるということではありません。

また、リポート中継も営業的な要請もありますが、1回目は「スフィーダー世田谷」

という女子サッカーチームが駒沢競技場で試合していたので、試合後に選手や監督へ

のインタビューを放送しました。

 張委員

  ・アスリートなら聴けるのではないか。

 深井FM放送事業本部長

  ・パーソナリティならではの視点と番組のコンセプトを合わせたゲストを招ねきたい。

 張委員

  ・今年の8月にオーストリアイムストで開催されたIFSCクライミングワールドカップ

リード部門で日本人女子として初優勝した人がいる。

深井FM放送事業本部長

 ・がんばって挑戦している人間性のあふれる人、世界で戦っている人は、ゲストとして

良いのではと思います。

倉本委員長

  ・放送され、番組の反響はどうか。

 武田次長

  ・これまで4回放送されており、30~40代の当社としては若いファン層が定着。音

楽面については、70年代の曲に愛情を感じる年配の音楽好きの方からも反応がある

のが特徴です。

倉本委員長

   ・これを持ちまして、第57回番組審議会を終了いたします。