61回放送番組審議会議事録

 

1.開催年月日  平成25年4月22日(月曜日)

         午後4時~午後5時

 

2.開催場所  エフエム世田谷 会議室

 

3.出席予定者  委員総数  6名

         出席委員数  5名

倉本 俊幸  委員長

佐藤 菊夫  委 員

小林 憲夫  委 員

張  晶子   委 員

古谷 真一郎 委 員

         欠席委員数  1名

大杉 伸一  委 員

 

放送事業者側出席者

           代 表 取 締 役 社 長   平谷 憲明

取 締 役 副 社 長   

(FM放送事業本部長兼務) 深井 教雄

           FM放送事業本部 次長   武田 和子

           FM放送事業本部営業課長  津吹 芳満

             

4.議  題 (1)エフエム世田谷放送番組

          番組名「ボンジョルノ世田谷」

           平成25年4月20日(土)午前12時30分~12時50分放送分

 

5.議事の概要

  (1)放送局側からの審議番組の説明

  (2)当該番組の試聴

  (3)出席委員による当該番組の審議

  (4)関連事項について出席者全員での意見交換

  (5)その他

6.審議内容

   定刻、事務局より委員総数6名のうち5名が出席しているので、放送番組審議会の規

定により本日の審議会が正式に成立する旨を報告したのち、倉本委員長に議事進行を依

頼した。

   倉本委員長の開始宣言に続き、平谷社長から開催にあたり挨拶が述べられ、委員長の

指示により武田次長が審議内容の説明を行った。

 

(1)番組概要

〈 番 組 名 〉「ボンジョルノ世田谷」

放送曜日・時間毎週土曜日 午前12時30分~12時50分

〈番 組 内 容〉“東京の街並みを美しく”そして“イタリア”をキーワードに

         週末のブランチタイムに似合う「衣・食・住」のライフスタイ

ル情報やエンタテイメント情報をさわやかなドライブ音楽、

リゾートミュージックにのせてお届けします。

〈制     作〉株式会社世田谷サービス公社FM放送事業本部(エフエム世

田谷)

            

(2)審議対象放送内容

平成25年月20日(土)午前12時30分~12時50分放送分

 

7.審議における委員の主たる意見、質疑は次のとおり 

 

倉本委員長

・時間でございますので、ただ今から第61回の審議会を始めさせていただきます。

   本日の議題でありますが、番組名「ボンジョルノ世田谷」とのことでございます。

制作の方から説明願います。

 武田次長

・まずは、放送を聴いていただきたいと思います。毎週土曜日の1230分から50

までの20分の番組です。

 主に取材やインタビューを通して様々な情報をお伝えしております。以前にも紹介さ

せていただいたことがありますが、今回は色々と華やかな話題を皆さんに報告するこ

とができるということで、この番組を取り上げました。

  まずは、放送をお聴きいただきます。よろしくお願いいたします。

(番組録音放送)

倉本委員長

 ・ありがとうございました。ご感想、ご意見を頂戴いたします。いかがでしょうか?

張委員

 ・資料には「コモ」とあるが、放送では出てこなかった。「コモ」とのオンラインは?

武田次長

  番組の提供が、工務店で本社は用賀のSBSビル22Fにあります。

イタリアの「コモ」に支社がある関係で現地に住んでいる建築家の方とラインをつなぐ

ことができ、いろいろと話しを伺うことができます。

張委員

 ・番組の後半に出てきた航空会社の方との会話がそれにあたるのか?

深井副社長

 ・通常なら「コモ」に建築家がいるので電話などで取材を行うのですが、今回はミラノ

サローネ(国際家具見本市)の取材ということで、そちらを8回に分けて放送する関

係で「コモ」とのホットラインはお休みということになります。

張委員

 ・前半のインタビュー取材がありましたがこれは何回目の放送か?

深井副社長

・お聴きいただいた放送は、19日にスタジオで収録作業を行い20日(土曜日)に放送

したもので1回目の放送になります。

張委員

 ・これから8回続けて放送するということか?

深井副社長

 ・そうです。今回は初回ということで雰囲気を感じてもらえればと思います。

張委員

 ・分かりました。

武田次長

 ・国際見本市の会場は、お配りした資料にあるようにすばらしく美しいです。

倉本委員長

 ・今回の見本市は52回と書いてあるが、昔から行われているのか?

深井副社長

・古くから行われています。今年もサローネの広報からメールが来ましたが、32万人

 くらいの来場があるようです。イタリア本土のデザイナー、建築家はもちろん、日本

人や各国からも見に来ています。放送にはありませんが、日本人も出展しています。

日本の大学がブースを構え、会場は新しい人材を発掘する場ともなっています。

また、日本人のフリーの建築家がドアの真ん中に毛糸のレースのようなものを埋め込

んだ斬新なデザインの作品を出展していました。今までにない感じを受けました。

佐藤委員

 ・新しいデザインにしても、日本の中ではイタリアを参考にしている企業は随分とミラ

ノに行っていると思います。イタリアは、ルネサンス、バロック建築などに代表され

るように文化・芸術の宝庫です。

  中でも、ミラノは政治経済の中心のローマと並ぶ大都市で、新しい時代の先がけを切

り開く新進のデザイナーが育っていく土壌がある。

小林委員

  ・流れる曲は意図的にイタリアの曲を使っているのか?

 深井副社長

  ・そうです。

 小林委員

・関連があってすごく良いと思う。但し、8回に分けて構成するとなると順番があると

思う。初めに飛行機の印象から始まって、すごく良いと思ったが、会場では話しの順

番が戻ってしまった感じがした。

   1回目はともかく、8回に分けて放送するなら「今日はこれ」とテーマを絞った方が

面白いと思う。終わりにアメニティの話しを入れるとか・・・

   もう一つは、展示会の紹介も含めてラジオ的な対象物をもっと選んだほうが良い。

   例えば、放送の中で男の人が話しをしていたけど、聴いていて誰なのか分からない。

パーソナリティが今、誰々さんのお話しでした。と言えば分かりやすい。

   会場はどこにあるのか?そこまでの交通機関、周囲の状況、建物全体の印象など外

  見や来場者の様子とかがあるとラジオ向きだと思った。

   コンテンツをラジオ向きに考えたほうが親切だと思った。それが第一印象です。

 張委員

  ・これが1回目という導入がなかったという気がする。今日から毎週やるという段取り  

について説明してもらうと良い。

   ただ聴いているだけだと、ミラノへ行ったのか?としか浮かばない。ここに資料があ

るからミラノモダンと分かるけど、ラジオでは説明がなかった。

これからの段取りやミラノはどんなところか紹介するところから入っても良かった。

 佐藤委員

・国際インテリアなどの見本市をやる場合は、いろいろな場所で行われる。

 例えば、ウィーンの場合はドナウ川が流れるところ。こちら側が古い町で向こう岸は

新しい都市、いわゆるニューシティ。そうした場所に居るとこういう見本市や世界的

なものが見られる。

 張委員

  ・そのような説明があると良いです。旧市街なのか、どういう地域なのかなど…

   そのあたりを配慮すると良いと思う。ゴシック建築などすばらしいじゃないですか。

 深井副社長

  ・それはごもっともだと思います。やはり聴く側にとって、どこでどうなっているのか?ミラノから地下鉄で何分なのか?など情報は必要だと思います。

 

張委員

  ・イタリアの現代的なデザインのキッチン用品は、日本の女性に使われている。そうし

たものを例に取り上げてくれると、どんな雰囲気かが伝わる。結構有名なのがある。

 

 小林委員

  ・ラジオだということをもっと意識すると良いと思う。

 張委員

・そう思います。ここに写真とかあるので、それらを使って表現するとか…

 倉橋委員長

・制作上、音だけで表現するのは難しいのでしょうね。こうした展示物を言葉で説明

 するということはなお更に。TVみたいに順を追って見られるものなら良いが…

 小林委員 

  ・色の説明はありましたけど、それも今ひとつピンとこない。

 倉橋委員長

  ・いろいろ難しいと思います。イメージが中々合わせづらかったのかなと思います。

 佐藤委員

  ・イタリアは文化・芸術が歴史の中で宝物であり、時代の流れの中でこうしたデザイン

の伝統があるのでしょうね。すばらしく唖然とします。

 張委員

・「コモ」とつなぐときは、「コモ」の説明とか導入はあるのか?「コモ」ってすごくキ

レイ。あの雄大さを入れてくれたら良いと思う。

 深井副社長

  ・今回は「コモ」の状況について導入はありません。

 倉橋委員長

  ・インテリアの展示場というのを絵で見たいね。

 小林委員

  ・本当はそうですが、何とかラジオで満足感を出さないと。

 倉橋委員長

  ・ラジオで表現するのは難しいでしょう。

 深井副社長

  ・そのあたりのフォローはフェイスブックで画像化しています。

 小林委員

  ・スポンサーの関係だが提供者は建築会社で家具の見本市と多少関係あるということで

この題材を選んだのか?

 深井副社長

  ・「東京の街並みを美しく」というのが提供者のテーマであり、一つ一つよりも街全体

を美しくするオーナーの思いがあって世界を廻って歩いたと聞いています。

   そうしたコンセプトのもとで、こういう番組を提供していただいている。

今回は家具という内容でより一般的な視点で捉え、同社の建築家も行っている。

 小林委員

  ・家具の見本市ですから、日本とのサイズの違いもテーマにしたら面白いと思う。ミラ

ノの街並みもスポンサーの意向に合わせもう少し話しても良い。

 深井副社長

  ・そうですね。そういうことも取っています。

 小林委員

  ・ぜひそれも伺いたい。

 小林委員

  ・イタリア人ってそんなに大柄ではないですよね。家具は大きいのですか?

 佐藤委員

  ・家具も人間の大きさに合わせて使っている。

 張委員

  ・イタリアは南の方が小さく、北が大きい。ミラノ、ローマでも違う。

 深井副社長

  ・南と北は違う。アリタリアの人が言っていたが北の方がオシャレ。ここでもミラノと

ローマとでは違うとのこと。食べ物も違う。

 小林委員

  ・そういう話しが面白い。

 倉橋委員長

  ・航空会社の説明も入っていたがスポンサーは航空会社と両方なのか?

 深井副社長

  ・今回の取材にあたり、アリタリア航空に協力いただいている。

 倉橋委員長

  時間となりましたので閉会と致します。